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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

少年〈1969年〉

ラピュタ阿佐ヶ谷

実際の事件に取材した大島渚の名作。彼の主要モチーフの一つである“少年“をタイトルに冠し、全面展開した。戦争のため人生を棒に振ったと信じている酔っ払いの父親と彼の後妻の気の強い女、少年とその幼い弟、この4人の家族が当たり屋を続けながら日本を縦断する。実際に車に当たるのは義母と少年で、父親は示談交渉でスゴ味をきかせるだけだ。少年はこの犯罪に呵責の念を感じているが、一家を支えているという責任感に泣き言は言わない。やがて一家は逮捕されるが少年は黙秘を続ける……。北の町で弟のチビを連れ、雪だるまを相手にアンドロメダ星雲から来た正義の味方を空想するくだりに少年の純粋な願いがほとばしる。家々の戸口にはためく黒い日の丸や、酒樽を積み上げてしめ縄をはった室内装飾など、大島組の常連・戸田重昌の、低予算を逆手にとった特異な美術が、シンボリックな効果を上げている。常にアクチュアルな問題に取り組む大島が全国縦断ロケを敢行した苛烈な“ロード・ムービー“で、ヴェネチア映画祭でも絶賛を博した。

上映情報

ジャンル
日本映画
制作年・国
1969/日本
配給
ATG=創造社
上映時間
97分

キャスト&スタッフ

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