マイライフ・アズ・ア・ドッグ

“人工衛星で死んだライカ犬より僕はまだ幸せだ”満天の星を見上げながらつぶやく12歳の少年イングマル。1950年末のスウェーデンの海辺の小さな町と山あいの小村を舞台に、様々な人々との出会いを通して、人生に目覚め少しずつ大人になっていく少年イングマルの姿を、ナイーブにユーモラスに綴った、珠玉の思春期物語である。イングマルは、病気のママとイジワル兄貴エリクとの3人暮らし。パパは、仕事で南洋に行ったきりずっと帰ってこない。夏休み、ママの病状が悪化した。そこで、エリクはおばあさんの家へ、イングマルはママの弟のグンネル叔父さんの家に行くことに……。イングマルを演じるアントン少年は、まったくの素人ながら、少年らしい心の動揺や言葉にならない不安感などを、ごく自然にかつ鮮明に表現。夜空を眺めながら一筋の涙を流す彼の、ふっくらとした頬が愛らしい。ゴールデン・グローブ賞の最優秀外国語映画賞を受賞。
上映情報
- ジャンル
- 外国映画
- 原題
- MITT LIV SOM HUND
- 制作年・国
- 1985/スウェーデン
キャスト&スタッフ
- 監督
- ラッセ・ハルストレム
- 製作
- バルデマル・ベルイェンダール
- 原作
- レイダル・イェンソン
- 撮影
- イェリン・ペルション
- 音楽
- ビョラン・イスフェルト
- 出演
- アントン・グランセリウス
- マンフレド・セルネル
- アンキ・リデン
- レイフ・エリクソン
- メリンダ・キンナマン