ジプシーのとき
E・クストリッツァ監督が「パパは、出張中!」以来4年ぶりに発表した叙事的大作。ヨーロッパ中を放浪して歩くジプシーたちの姿を、一人の青年の成長を通して描き上げている。ジプシーたちが居住するユーゴスラビアのとある小さな村。祖母から不思議な魔法と誇りとを譲り受けた少年ベルハンは、あくどいジプシーのアーメドにだまされ、悲惨な人生をたどっていく……。ユーゴの音楽界に変革をもたらした、G・ブレゴヴィッチによる音楽が、悲劇の様相をいちだんと盛り上げており、印象的。また、ジプシーたちの言葉である“ロマニー語“によって撮られた最初の映画でもある。
上映情報
- ジャンル
- 外国映画
- 原題
- DOM ZA VESANJE
- 制作年・国
- 1989/ユーゴスラビア
キャスト&スタッフ
- 監督
- エミール・クストリッツァ
- 製作
- ミルザ・パシッチ
- 脚本
- エミール・クストリッツァ
- ゴルダン・ミヒッチ
- 撮影
- ヴィルコ・フィラチ
- 音楽
- ゴラン・ブレゴヴィッチ
- 出演
- ダボール・ドゥイモビッチ
- ボラ・トドロビッチ
- リュビッツァ・アジョヴィッチ