いのちのかたち －画家・絵本作家 いせひでこ－

被災地の1本の倒木をめぐるドキュメンタリー

東日本大震災の津波によって集落が流され、壊滅状態になった宮城県亘理町の吉田浜。荒れ地に根を剥き出しにしてひっそりと横たわっているクロマツと、その倒木に寄り添う画家で絵本作家のいせひでこをカメラに収めたドキュメンタリー。クロマツと4年近くも向き合い、さまざまな“いのち“に耳を澄ませる画家の姿が、静かな感動を呼ぶ1本だ。

東日本大震災で根こそぎ倒され、宮城県亘理町の吉田浜に流れ着いた1本のクロマツ。画家、いせひでこは、まるでその木に呼び止められ、対話をするかのようにスケッチブックに筆を走らせる。その1年後、現地で再会したクロマツの周りの光景は一変しており……

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