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桃太郎 海の神兵

国産アニメーションを開拓した政岡憲三に師事した瀬尾光世が、政岡のいる松竹動画研究所に入社後、当時の海軍省の依頼を受けて製作した作品。戦時下の悪化する状況の中で、約50名のスタッフと劇映画なみの製作費、さらに1年2ヵ月の時間を費やして、1時間を超す長編を完成させた。内容はスマトラのパレンバンを奇襲攻撃した海軍パラシュート部隊の勝利の宣伝が目的で、桃太郎とその率いる動物たちを日本軍に、鬼ヶ島の鬼たちを敵国軍に見立てて描いている。しかし前半で描かれる田舎の牧歌的な風景、南の島の動物たちと、彼らに歌を教える猿、キジ、犬とののどかな合唱シーンなど、随所にアニメならではのユーモラスな表現が盛り込まれ、国策映画のワクを超えた貴重な収穫となった。ネガが発見されたことで、1984年にやはり政岡憲三の「くもとちゅうりっぷ」(1942年製作)とともに再公開、注目された。ビデオには「くもとちゅうりっぷ」を併録。

上映情報

ジャンル
日本映画
制作年・国
1945/日本
上映時間
74分

キャスト&スタッフ

監督
脚本
音楽

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