キングコングの逆襲
北極の極点近くに眠る核物質・エレメントXを発掘するため、ロボット怪獣メカニコングを開発したドクター・フー。しかしその計画は失敗し、彼は本物のキングコングを使おうとする……。後半、東京に上陸したキングコングと、それを追ってきたメカニコングとの、東京タワーでの死闘が見もの。この東京タワー、実際に鉄骨を組み上げて作り、重量感あふれる出来になっている。特技監督・円谷英二は、本家「キングコング」(1933・米)への思い入れが強く、コングがゴロザウルスと戦うシーンでは、本家のコングと恐竜との死闘とまったく同じカット割りで撮影した。出演陣では、ドクター・フー役の天本英世がマッド・サイエンティストを巧演。東宝35周年を記念して作られた作品。