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【開催中止】【春季展】和歌と墨蹟

20/4/4(土)~20/7/5(日)

正木美術館

正木コレクションの優品である「蓮図(はすず)」(重要文化財)は、足利将軍に同朋衆(どうぼうしゅう)として仕えた能阿弥(1397~1471)による水墨画。能阿弥は足利将軍家が所蔵する中国渡来の絵画・工芸品の管理を任されており、和歌や連歌にも長じていたトップクラスの文化人だった。それまでの水墨画に付されるのがもっぱら漢詩であったのに対し、能阿弥は本作に和歌を詠み込んでいる。和と漢の文化のどちらにも通じていたからこその、巧みな取り合わせといえるだろう。
古来より和歌を詠むことは教養の一つとして重視されており、日本では優れた歌人のことを歌仙と称して崇敬の対象にしてきた。平安時代後期頃、歌仙の姿に代表的な歌を付す歌仙絵が登場し、鎌倉時代には似絵(にせえ)と呼ばれる肖像画の流行ともあわさって多く制作された。藤原公任(ふじわらのきんとう)(966~1041)による『三十六人撰』にもとづいた、歌聖柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)をはじめとする三十六歌仙絵は特によく知られ、多様な作品が伝わっている。
本展ではこれらの作品に加え、過ぎ行く春を愛惜する詩を詠んだ「滅翁文礼墨蹟(めっとうも れいぼくせき)」(重要文化財)や、美しい歌で彩られる『源氏物語』を主題とした作品などを併せて展示。正木コレクションの和歌と墨蹟の作品を中心に、詩歌に詠まれた和漢の世界をどうぞ楽しんでほしい。
【前期】4月4日(土)~5月17日(日)
【後期】5月21日(木)~7月5日(日)

開催情報

ジャンル
美術館

10:00~16:30、月曜(5月4日(月・祝)は開館)、5月7日(木)、5月19日(火)、5月20日(水)休館

※入館は閉館の30分前まで

料金

一般700円、高・大生500円、小・中生300円

※団体は20名以上、それぞれ100円引き
※障がい者手帳の提示で本人を含む2名まで半額

出品作家

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