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継ぐ―菊池コレクション 今泉今右衛門、酒井田柿右衛門、 三輪休雪、樂吉左衞門

20/7/1(水)~20/11/29(日)

菊池寛実記念 智美術館

(上)十五代樂吉左衞門 「黒茶碗 花筵」(1989年個展「天問」より)(撮影:渞忠之)、(下)十四代今泉今右衛門 「色絵墨はじき翡翠香炉」2011年(撮影:北原賢男)

2019年は、京都と萩の伝統ある陶家で改名と襲名が行われた。京都では十五代樂吉左衞門(1949-)が樂直入(らくじきにゅう)に改名し、長男の篤人(あつんど)氏(1981-)が十六代を襲名している。萩では十二代三輪休雪(みわきゅうせつ)(1940-)が三輪龍氣生(みわりゅうきしょう)に改名し、弟の和彦氏(1951-)が十三代を襲名した。樂家は桃山時代に長次郎が千利休の思想のもと樂茶碗を創始して以来、約450年にわたって一子相伝で技法を伝え、樂茶碗を現代に継承させてきた。一方、三輪家は長州藩の御用窯として江戸時代前期から続いてきた萩焼の名門陶家で、歴代、休雪の名前を継承し、萩焼の技法を伝えている。 有田では代表的な窯元として十四代今泉今右衛門(1962-)と十五代酒井田柿右衛門(1968-)が伝統の色絵磁器を継いでいる。今泉家は、佐賀・鍋島藩の藩窯で作られた色絵磁器「色鍋島」において、代々赤絵師を務めた。廃藩後に素地作りから焼成まで一貫した色絵磁器の生産に取り組み、今右衛門として現在まで色鍋島を受け継ぐ。酒井田家は日本で初めて磁器の上絵付に成功したと伝えられ、江戸時代前期から有田を代表する色絵磁器の窯元として活動してきた。濁手(にごしで)と呼ばれる乳白色の白磁胎に余白を大きく残して描かれる左右非対称の色絵を特徴とする。
本展では今泉今右衛門、酒井田柿右衛門、三輪龍氣生、樂直入の作品を、菊池コレクションを中心に展示し、継承するやきものに表す制作者の挑戦と創意のかたちを紹介。また、十五代樂吉左衞門の初期を代表する個展「天問」に出品された作品20点余りを、菊池コレクションから一堂に展示する。

開催情報

ジャンル
美術館

11:00〜18:00、月曜日(ただし8/10、9/21、11/23は開館)、8/11(火)、9/23(水)、11/24(火)休館

※入館は閉館の30分前まで

料金

一般1100円、大学生800円、小中高生500円

※未就学児は無料
※障害者手帳ご提示の方(介護者の必要な方は1名迄)は通常観覧料の半額となります。
※リピート割引:会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示で300円割引いたします。
※他の割引と併用はできません。
※継ぐー菊池コレクション展のチケットをすでにお持ちのお客さまは 11月29日(日)の会期終了日までご利用いただけます

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