新春特集展示 子づくし─干支を愛でる─
20/1/2(木)~20/2/2(日)
京都国立博物館
干支の先頭、鼠は、ともすると穀物の蔵を荒す嫌われ者。なぜ多くの美術品に愛らしく描かれるのだろう。
ひとつには大黒さんの使いとして好印象を得たからだ。はじめは鼠が助けたことのある日本の神様、大国主(おおくにぬしの)神(かみ)とコンビだったが、インドから大黒天がやってくると「大黒」と「大国」が一体化し、その富と豊穣の神様の使いに納まった。多産の鼠には子孫繁栄の願いも託される。江戸時代にはペットとしての人気も博し、珍種を得るための交配の手引き書も刊行され、人に懐く鼠も作り出された。
身近な小動物であり、神様の使いで子宝の象徴でもある鼠たち。子月子日の行事をあつかう『源氏物語』の「初音(はつね)」を含め、子づくしの美術を楽しんでほしい。
開催情報
- ジャンル
- 美術館
9:30〜17:00、月曜日休館(ただし2020年1月13日(月・祝)は開館し、翌1月14日(火)を休館)
※金・土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
料金
一般520円(410円)、大学生260円(210円)
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。
※( )内は20名以上の団体料金。
※大学生の方は学生証をご提示ください。
※障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料になります。
(*) 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳
※キャンパスメンバーズ(含教職員)は、学生証または教職員証をご提示いただくと無料になります。
出品作家
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土佐光吉
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永楽妙全
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