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第15回 shiseido art egg 石原 海 展

21/9/14(火)~21/10/10(日)

資生堂ギャラリー

「ローズシティ」2018 HDヴィデオ、薔薇、三面モニター、テキスト 撮影:大矢真梨子 提供:市原湖畔美術館

いま、私たちが住む世界ではこれまでと異なる新しい日常が営まれている。不安定で流動的な日常を過ごす中で、人々の価値観も大きく変わった。また、生活様式だけでなく、芸術・文化を取り巻く環境も大きな変化が生じている。こういう時代だからこそ、私たちは新しい現実を柔軟に受け入れながら、アートがはたせる役割を問い続けていく。
資生堂ギャラリーは、1919年のオープン以来「新しい美の発見と創造」という活動理念のもと、アートによる美しい出会いや経験を人々に提供する活動を続けてきた。
shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)は、2006年にスタートした公募プログラムで、瑞々しい新進アーティストによる「新しい美の発見と創造」を応援するもの。入選者は資生堂ギャラリーで開催される通常の企画展と同様に、担当キュレーターと話し合いを重ね、ともに展覧会を作り上げる。
第15回目となる本年度は、全国各地より243件の応募をいただいた。今回も資生堂ギャラリーの空間を活かした独創的なプランが多く提案されたが、選考の結果、独自の視点から今日の世界の新しい価値観や美意識を表現する 3名、石原 海(いしはら うみ)、菅 実花(かん みか)、中島 伽耶子(なかしま かやこ)が入選となった。
入選者の個展を2021年9月14日(火)~12月19日(日)にかけて、それぞれ開催する。不確実・不安定と言われる時代だからこそ、真摯に現代社会に向き合い、生み出される作品は見るものに新たな気づきをもたらすことだろう。本展覧会がよりよい社会を実現する一助になりましたら幸いである。
なお、今年度のshiseido art egg賞※の審査員には、今日のクリエイティブシーンで活躍するプロフェッショナルとして、金沢 健一(彫刻家)、小田原 のどか(彫刻家/評論家/出版社代表)、小林 エリカ(作家/マンガ家)の 3氏をお迎えして審査を実施する。
石原は、愛、ジェンダー、個人史と社会をテーマに、実験的な映画作品やヴィデオインスタレーションに取り組んでいる。現実の出来事を軸に、独自のセンスでフィクションや物語的な要素を加えて構築する作品は、現代社会の一面や心の機微を丁寧に捉える。本展覧会では、北九州の教会に集う人々と行う演劇を通して、苦しみや生の意味を追求するとともに、インタビューを交差させることで、根源的な問いを提示する場となるだろう。
※3名の入選作家の展覧会のなかから、資生堂ギャラリーの空間に果敢に挑み新しい価値の創造を最も感じさせた作品に贈られる賞。本年度は12月下旬頃に資生堂ギャラリー公式ウェブサイトで受賞者を発表予定。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~19:00、月曜日休館(月曜日が祝祭日にあたる場合も休館)

※日・祝は18:00まで

料金

無料

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