藍より青く 栃木県文化功労者受賞記念 日下田正展
21/10/10(日)~22/1/10(月)
益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
益子陶芸美術館では、2018(平成30)年秋に益子町で紺屋を営む日下田正氏が栃木県文化功労者に選ばれたことを記念して、「藍より青く 栃木県文化功労者受章記念 日下田正展 」を開催する。日下田正は江戸時代から続く紺屋に生まれた。父、日下田博が守ってきた伝統の型染だけではなく、昭和の初期まで益子で栽培され絶えてしまった茶綿を再び栽培し、茶綿を藍染して、これまでにない滋味あふれる「益子木綿」を作り上げた。さらに、草木染で綿花を様々な色に染めて紡いだ“混じり糸”で織り上げ、まるで アイルランドのドニゴールツイードを想起させるような、表情豊かな綿の世界を生み出した。本展では日下田紺屋を継ぐ日下田正の新たな創作の挑戦を紹介する。