侍女の物語
ニュージャーマン・シネマの旗手として活躍し、今やドイツを代表する監督となったV・シュレンドルフ監督が、初めてアメリカ資本で撮った作品。近未来の北アメリカ大陸。右翼信奉者の手によってアメリカは崩壊し、新しくギリアッド連邦が建設された。しかし、環境汚染や原発事故などにより不妊症の女性が急増。そこで政府は、単なる子供を生むだけの女性(侍女)を養成し、それによって国家の安定を保っていた。だが、こうした社会制度を嫌い、国外逃亡を試みる人々もいた。ケイトもそうした人々の一人だったが、国境で捕らえられ、侍女として再教育される……。カナダの女性作家、M・アトウッドの小説をほぼ忠実に映画化したものだが、フェミニズムと現代社会への警告を込めた作品となっている。主演は監督トニー・リチャードソンを父に、そして大女優ヴァネッサ・レッドグレーヴを母に持つN・リチャードソン。ビデオ発売時タイトルは「闇の聖母/侍女の物語」。
上映情報
- ジャンル
- 人間ドラマ 外国映画
- 制作年・国
- 1990/米=独
- 上映時間
- 108分
キャスト&スタッフ
- 監督
- フォルカー・シュレンドルフ
- 製作
- ダニエル・ウイルソン
- 原作
- マーガレット・アトウッド
- 脚本
- ハロルド・ピンター
- 撮影
- イゴール・ルター
- 音楽
- 坂本龍一
- 出演
- ナターシャ・リチャードソン
- フェイ・ダナウェイ
- エイダン・クイン
- エリザベス・マクガヴァン
- トレーシー・リン
- ロバート・デュヴァル
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