卒寿記念 寺井力三郎 展 ~暮らしに息づく絵画~
20/9/26(土)~21/3/7(日)
サトエ記念21世紀美術館
《冬晴の利根川》 2012年 油彩・キャンバス 130.3×162.0cm
開館20年目の秋を迎えるサトエ記念21世紀美術館では『卒寿記念 寺井力三郎展 ~暮らしに息づく絵画~』 を開催する。
寺井力三郎は、1930年に東京・上野桜木町に生まれ、東京藝術大学にて安井曾太郎や林武の教えを受け、油彩画家を志す。61年の第23回一水会展での初入選以降、同会を中心に作品を発表し、90歳を迎えられた埼玉県羽生市に現在も画壇の重鎮として、アトリエを構え創作活動を行っている。
暮らしの中からモチーフと構図を探し、穏やかな色調を無数に重ねた点描により、淡く揺らぎを孕んだ抒情的な油彩画を創出してきた寺井。日常の暮らしは創作の大切な源泉であり、家族の姿や身近な情景をモチーフとし、作品へと昇華させてきた。
本展では、代表作を中心に10代から近年の作品までを一堂に集め、70年にも及ぶ画業を回顧する展覧会となるので、是非この機会に寺井力三郎の世界をご堪能いただければ幸いである。