ふたりだけの舞台

男は新しい妻を連れて別荘へ行く。もちろんそこで二人の愛を確かめるはずだったのだが、女は別荘のそこかしこに染み込んでいる、彼の昔の女たちの残り香が気になって仕方ない。そして彼女はヒステリックに彼の愛を確かめようとする。愛の不毛をとことん探求する作家ドワイヨンの魅力的な一編。スーションが作詞作曲した主題歌を、彼とバーキンがデュエットしている。