
尾形光琳 虎渓三笑図 江戸時代中期
コレクション名品選4「琳派と雛」
19/2/9(土)~19/3/17(日)
遠山記念館
琳派と雛のコラボレーション。17世紀、本阿弥光悦、俵屋宗達に始まり、尾形光琳・乾山などを中心に京都で発展した琳派は、19世紀になると江戸の酒井抱一らが、その作風を継承していった。また18世紀に入って雛飾りが盛んになると、雛の文化は、享保雛、次郎左衛門雛、また江戸オリジナルの古今雛など、様々な姿の雛人形を生み出してきた。いずれも京都で誕生発展し、やがて江戸にもたらされた、雅あるいは粋と称される華やかな芸術・文化といえる。
今回は①京の琳派と雛、②江戸の琳派と雛、③近代以降の琳派と雛、という展示構成で、所蔵の琳派作品を雛人形と同時に展示する。同一空間の中、お互いがどのように響きあうか期待してほしい。
併せて会期中、遠山邸の大広間では、十畳の座敷いっぱいに飾られた雛壇飾りも見ることができる。