暮れ逢い

フランスの名匠が放つ、端正なメロドラマ

フランスの名匠パトリス・ルコントが『髪結いの亭主』等の原点に立ち返ったメロドラマ。シュテファン・ツヴァイクの短編小説を基に、20世紀初めを生きた、結ばれないはずの男女のロマンスを描く。ベートーベンのピアノ曲に彩られた映像は叙情を帯び、ロマンチックなムードを盛り立てる。ヒロインを務めたレベッカ・ホールの美しさも忘れ難い。

1912年のドイツ。勤勉な青年フリドリックは実業家の秘書となり、実業家夫人の若妻ロットと知り合った。恋してはいけない相手と知りつつ、彼らは想いを抑えながらも惹かれあう。だが、第一次世界大戦の勃発によって引き裂かれ、彼らは数奇な運命をたどる。

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