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お茶漬の味

戦時中に検閲当局から却下された脚本を戦後になってから映画化。地方出身の商社マンが社長の親友の娘と結婚し、その夫婦が中年にさしかかった時の物語。妻は、旅行に野球観戦にと遊びまわり、夫のヤボったさや田舎者丸出しの習慣を嫌っていた。が、夫の海外出張をきっかけに、彼の頼もしさを見直す。夜中に二人でお茶漬けを食べながら、夫婦は人生はお茶漬けのようなものだと実感する。この作品では、飾らない生活がいちばんだと言う夫の考えを支える、庶民的な生活のディテールが、娯楽(パチンコ、競輪)、食べ物(トンカツ、ラーメン、漬物)、嗜好品(煙草の“朝日”)といったかたちでとり入れられている。若き日の川又昴が撮影助手を担当。

上映情報

ジャンル
日本映画
制作年・国
1952/日本
配給
松竹=松竹大船
上映時間
115分

キャスト&スタッフ

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