コンスタンス

ポーランド映画界の名匠Ｋ・ザヌーシが“連帯“の反乱以前に、社会主義のひずみを描き出した意欲作。大学を卒業した青年ヴィクトルが、ある企業に就職。だが、そこでは様々な不正が、まかり通っていた。同僚に仲間になるよう勧誘されたヴィクトルは、これを拒絶して組合に訴えたことから、転落の道をたどり始める……。淡々と捉えられた主人公の日常が重みを感じさせ、悲劇が現実感とともに伝わってくる。