久野彩子 個展 : line
20/2/7(金)~20/2/24(月)
アートフロントギャラリー
久野彩子は1983年東京生まれ。2008年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン科金工専攻を卒業後、2010年に東京藝術大学大学院にて修士を修め現在まで作家活動を継続している。
主にロストワックス鋳造という技法を使い細密鋳造によるパーツを寄せ集めるように作品を制作。その作品は小さいが重厚であり、空想上の都市の風景を想起させる。初期の作品群は、想像上の未来空間を思わせるような塊が崩壊するイメージを得意としていたが、近年は、現実の世界をよくリサーチし、道路や路線図、水路など、地図上の形をベースにするなど本物の都市の要素を取り入れ始めている。同時に時事的要素も考慮し、より一層現実の世界にかかわりを持つことで単なる工芸技術の集積に陥ることなく、現代に生きる作家としてモノづくりに取り組んでいる。
2月に行われる本展覧会では、このモノづくりに新たに2つの方向性をもって挑戦する。一つは創造する形、空間への意味付けであり、もう一方はそのサイズ感に対するものである。
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