feebee「多角的視点」

HAKUTAKU1 606×500mm／ 墨、顔料、胡粉、水干、木パネル／2021

緻密な絵画技法と東洋的な思想を背景とした独自の世界観で宇宙規模のテーマを作品に表現するfeebeeの個展を開催する。
作家はこれまで、神獣等を描きそこに哲学的な内容やメタファーを含め、時代や国を超えた様々な要素を取り入れる事で、同時代の社会、世界との関わりについて表現してきた。
本展では、作家が2015年より断続的に描いている、人語を解し万物に精通するとされるキャラクター「白沢（はくたく）」をモチーフとしたシリーズの新作を発表する。「白沢は９つの目を持つと言われており、私の作品に於いては、多角的な視点や思考を現わすシンボルであり、世界を観察する観察者です。」（feebee）
厄除け、病魔除けの信仰の対象ともなっている白沢が、未だ情勢が落ち着かない現世にてその眼差しの先に何を見据えるのか、是非ご高覧いただきたい。