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いま、最高の一本に出会える

Koka Kola 2019 | Japanese cypress, gold leaf, ceramic | 560 × 310 × 200 mm © Kanji Hasegawa, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

長谷川寛示個展『My Sútra』

19/12/7(土)~20/1/18(土)

KANA KAWANISHI GALLERY

東京藝術大学美術学部彫刻科及び大学院美術研究科彫刻専攻を修了した長谷川は、親しんできたパンクロックカルチャーや、概念を形象へと落とし込む制作過程にも通じるものとして、仏教への興味を在学中より募らせてきた。曹洞宗大本山永平寺での修行を経て、現在は僧侶とアーティストを両立させながら制作活動を行なっている。
「作品をつくることで仏教に興味を持ち、僧侶になりました。仏教は、過去を形式的な儀礼とすることで文化として生き残ってきたところがあると思うんですが、本来は『カタチにすることを嫌う性質』と『次世代に伝える為にカタチ化しなくてはならない』というジレンマの中で出来上がってきたと思う。本来はカタチにならないものの継承を行っているけど、カタチにしないと他者と共有することが出来ない。これは美術が抱えているものと同じだと思っています。」と語る長谷川は、リアリズムの造形を行いながらも、モチーフの表象を介入的に組み替え、自らの属する文化や社会に内在する観念・価値に疑問を投げかける、コンセプチュアルな作品を制作してきた。
現代的なモチーフの陶器や、骨董品のガラス、金箔のあしらわれた繊細で美しい木彫の植物モチーフなど、長谷川は、形象や素材に付随する概念や時間軸の異なるものをあえて掛け合わせることで、ごく自然にひとつの世界に調和をつくりだす。例えば、木彫の植物モチーフに起用される「大麻」の葉は、現代社会においては世界中で違法薬物として忌諱されているが、紀元前のインドや中国、古代エジプトや中世ヨーロッパなど世界各地で薬として重宝されてきただけでなく、日本においては大麻(おおぬさ)として神道の祭祀にて修祓(しゅはつ)に使う道具のひとつとしても重宝されてきたりもした。
『My Sútra』と題し、KANA KAWANISHI GALLERYでの初個展となる本展では、仏教の外側の広がる世界を自らに取り込んで作品として昇華させることで、「僧侶でありアーティストである」という長谷川のアイデンティティを体現した姿勢を通し、仏教の真髄をギャラリー空間に表象する。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

13:00〜20:00、土曜12:00〜19:00、日曜・月曜・祝日・2019年12月29日(日)〜2020年1月6日(月)休廊

料金

無料

出品作家

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