ポー川のひかり
09/8/1(土)
岩波ホールにて公開
雄大な自然の中で“生“の意味を問いかける
『木靴の樹』で知られるイタリアの名匠エルマンノ・オルミの遺作。大学から失踪した若き哲学者が、川岸の廃屋に住みつき地元住民と交流を深めていく。順調だった人生を突然リセットした男の姿を追い、聖書のエピソードを散りばめながら“生“の意味を問いかける哲学的な作品。雄大な大河とそこに広がる様々な自然風景をとらえた映像が美しい。
イタリア、ボローニャの大学内で、いくつもの古文書が床に釘でうちつけられる事件が起きる。同じ頃、哲学科教授が失踪した。彼はポー側の川岸にある無人の小屋に住みつき、周囲の住民と親しくなっていくのだが……。
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