《シネマ歌舞伎》刺青奇偶〈いれずみちょうはん〉
09/2/28(土)
東劇
提供:松竹株式会社
勘太郎と玉三郎が夫婦の情愛を巧みに演じる
映画館の大スクリーンで名公演を堪能できる“シネマ歌舞伎”の第8弾。今回は股旅ものを数多く発表している故・長谷川伸の戯曲を基に2008年春に上演された公演を収録。博打に目がない男・半太郎とそんな男に命を助けられた女・お仲の物語を中村勘三郎、板東玉三郎の共演で描く。人間の業や、夫婦のはかなく切ない情愛が見事に表現された1作だ。
あらすじ
博打好きが祟って江戸を追われた半太郎は道中で、身投げした酌婦のお仲を救う。彼女は半太郎の親切心に胸を打たれ、ふたりは夫婦となるが、半太郎は博打をやめることができない。そんな折、お仲が死病におそわれ……