収蔵コレクション展「楊紹良 九寨溝」
19/9/7(土)~19/12/25(水)
長谷川町子美術館
同館ではこの秋、収蔵コレクション展「楊紹良 九寨溝」を開催。館内がまさにヒーリングスポットとなるような、そんな心地よい展覧会だ。「九寨溝(きゅうさいこう)の渓谷の景観と歴史地域」は、1992年に自然遺産として、世界遺産に登録された。チベット高原の東端に位置し118もの湖が段々畑のように連なっている。湖からあふれ出た水は幅数百メートルにわたって巨木の足元を流れ、森の中を水が流れる不思議な光景を生み出している。楊紹良(ヤンシャオリアン)氏は中国の風景画を描く中で、中国四川省の風光明媚なこの地を、取材のために何度も訪れている。今回の収蔵コレクション展では、そんな楊氏の作品23点を一堂に展示し、九寨溝の魅力に迫る。
また、二階の町子コーナーでは長谷川町子原作展「いじわるばあさんという生き方」を開催。長谷川町子の代表作『サザエさん』とは対極をなす作品でありながら、実は多くのファンに支持されている「いじわるばあさん」を、その生き方に着目しながら展示紹介していく。