
三井家のおひなさま
19/2/9(土)~19/4/7(日)
三井記念美術館
日本橋に春の訪れを告げる「三井家のおひなさま」展。今年も三井家の夫人や娘が大切にしてきたひな人形やひな道具を、一堂に公開する。北三井家十代・高棟(たかみね)夫人の苞子 (もとこ)(1869-1946)、十一代・高公(たかきみ)夫人の鋹子(としこ) (1901-1976)、高公の一人娘・浅野久子氏(1933年生まれ)、伊皿子三井家九代・高長(たかひさ)夫人の興子(おきこ) (1900-1980)旧蔵の贅をつくした逸品が並ぶ。とくに京都の丸平大木人形店・ 五世大木平藏が特別に制作した、浅野久子氏の幅3メートル、高さ5段の豪華なひな段飾りは必見。
展示室6・7では「特別展示 人間国宝・平田郷陽の市松人形」を開催。平田郷陽(ひらたごうよう)(1903-1981)が製作した新町三井家所蔵の「市松人形 銘つぼみ」に、京都・丸平文庫の所蔵品を加え、愛らしい市松人形の世界を紹介する。人形の分野で初めて重要無形文化財保持者(人間国宝)となった郷陽が、若かりし時に手がけた市松人形には、たぐいまれなる気品と美しさが備わっている。
また展示室1・2・3では館蔵品による茶道具を展示する。