桐月沙樹・むらたちひろ 『時を植えて between things, phenomena and acts』
21/4/17(土)～21/6/13(日)
京都芸術センター
桐月沙樹《dimensions》2020 木版／和紙、345×345mm
すべての写真(染織と版画という手法によって創作を行う2人が、作品に関わる現象、行為と素材を見つめ直しながら、それらと作品との間に横たわる境界について探ることを試みる。
桐月沙樹による木版、むらたちひろによる染織には、「彫る」・「染める」という行為だけでなく、木という素材・染まるという現象そのものが生み出す時間・空間が含まれている。
樹木がもつ木目や染液の滲みは、桐月・むらたの手が介在することで、漂う水面や光のようなイメージを想起させたり、普段知覚できない 変化に意識を向ける 存在になる。二人にとって素材や現象は、それ自体が作品を生み出す大きな要素だといえるだろう。
今回の展覧会では、それぞれの新作に加え、木という素材・染まるという現象を前景化するインスタレーションに取り組む。
