フリーク・オルランド

Ｖ・ウルフの『オーランド』をもとに、ドイツの女性監督、Ｕ・オッティンガーが自由に改編し映画化した異色作。巡礼者の格好をし、荒野を放浪するオルランドがたどり着いたフリーク・シティ。そこで彼、彼女が、５つの異なる時代で５つの経験を経て、また元の荒野へと帰って行くまでを描く。聖と俗、男と女の混在化した世界で、５つの異形の物語が繰り広げられていく。ヴェルナー・シュレーター監督作品の常連として知られるＭ・モンテツマがオルランドを演じているのも見どころの一つ。