でらしね
04/11/27(土)
ホームレス画家の彷徨と帰着
奥田瑛二が自ら絵筆をとり、放浪画家の心身を体現した意欲作。才能も技術もありながら、ホームレス生活を送る主人公が、画商の女に請われ、やがて彼女をモデルに自分と絵に向き合っていく様が描かれる。『六月の蛇』の黒沢あすかの堂々としたヒロインの風情も強く印象に残る、真剣な愛の物語だ。
ホームレスのアオさんこと水木譲司は一枚500円のダンボール画家。画商、橘今日子は彼の才能を世に出すことに、プライドをかけ…。
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