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憎しみ

当時27歳のM・カソヴィッツがカンヌ映画祭で最優秀監督賞を受賞した作品。ヴィンス、サイード、ユベールの3人は、パリ郊外の“バンリュー“と呼ばれる地域に住んでいた。移民労働者や低所得者層が多く暮らすこの町で、ある日暴動が発生する。きっかけは、刑事から暴行を受けた少年が瀕死の重傷を負い、病院に担ぎ込まれたことだった。暴動には参加しなかったものの、社会のシステムや警察権力に憎しみを抱いている3人は、少年の病院へ見舞いに行くことに。しかし、ヴィンスが暴動の際に警官が落とした拳銃を手に入れたことから、彼らの“憎しみ“は、暴発の危険性を帯びていく。閉鎖された社会での若者のやり場のない怒りや憎しみを、モノクロームの鮮烈な映像で表現している。

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