花と兵隊

30代の新人監督が日本人未帰還兵を追う

敗戦後、所属部隊を離れ、故郷に戻らずに現地に残ることを選択した日本人兵士たちを追う人間ドキュメント。今年30歳になる新人ドキュメンタリー作家、松林要樹監督が３年にわたる取材を経て、今もタイ・ビルマ国境で暮らす未帰還兵たちの心に去来する思いを映し出す。今まで語られてこなかった歴史といえる彼らの壮絶な戦争体験に言葉を失う。