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大平龍一 The Yellow Portal

21/6/25(金)~21/7/18(日)

NANZUKA 2G

この度、NANZUKAはNANZUKA 2Gと3110NZの2会場にて、大平龍一の新作個展「The Yellow Portal」を開催する。
大平龍一は1982年生まれ、東京都出身千葉育ち、2011年東京藝術大学大学院にて博士号を取得。 山形県の鶴岡アートフォーラムにて個展「ぼうけんやろう」(2012)、世界遺産上賀茂神社で開催された「よりしろプロジェクト」における大型彫刻作品「TONGARIMARU」の展示・奉納(2013)の他、個展「絶景」(NANZUKA、2014)、「RYUICHI OHIRA (GALERIE VERA MUNRO、ハンブルグ、2015)、グループ展「JP POP UNDERGROUND」 (心斎橋PARCO イベントホール、大阪、2020) など、多くの展覧会やプロジェクトを通し様々な形で作品を発表している。
大平の扱う黒は木材を炭化させることから生まれる。素材の色が炎の影響によって化学反応を起こし、漆黒に変化するという木材でしか表せない表現方法を取り入れる事で、大平の作品は、自然の環境と人間の創作行為、あるいは表現とエネルギーの数値化され得ない関係性といったテーマを暗示する。また、自身も熱心な車のマニアである大平は、既に過去の遺産となりつつある日本の改造車文化を掘り下げた作品を制作している。古くなり価値が下がった車を改造してカッコよくするといった、所謂カスタムカルチャーが見直される近年、大平はコミカルな表現でその文化の一端を描いている。その他にも大平は、日本に古くから伝わる妖怪や鬼、神話上の生物といった人間社会の闇を照らすモノを表現し続けている。
本展では、新たに大平が取り組んでいる木材を削り出したレリーフ絵画の新作シリーズに加え、クスやケヤキの丸太から削り出した壷、鬼娘を表した木彫作品を発表する予定。大平は、コロナ禍において、これまでも病原菌やウイルスを悪魔として擬人化して描いてきた美術の歴史を紐解き、古い仏像に使われていたパーツや玉虫の羽といった呪術的な表現やディテールが盛り込んだ作品を仕上げた。
人間には制御しきれない自然や目に見えない事象を形にしようとする作家の意図が感じられる展覧会になることと思う。本展を皆様にご高覧頂ければ幸いである。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~20::00、休業日はPARCOの営業日に準ずる

料金

無料

出品作家

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