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富取風堂―洗練の素朴―

19/4/20(土)~19/7/7(日)

千葉県立美術館

富取風堂(1892-1983年)は、主に院展で作品を発表しながら、評議員や監事を歴任した日本画家。1924(大正13)年、市川市に移り住んだ作家は、千葉県美術会の創設に参加するなど千葉県の文化振興に寄与し、1967(昭和42)年、千葉県の文化功労者に選ばれた。
「市井の画家」を自認した富取は、身近な自然を主題とする作品を好んで描いた。その画風は素朴で、ほのぼのとするものだ。しかし、ひとつひとつの作品を見ると、丹念な写生の訓練と古今東西の美術作品の研究に裏打ちされた緻密な配慮の下で構成されていることがみてとれる。作家はさまざまに変化する時代の流行も踏まえ、大正期には写実を追求し、昭和期には日本画の洋風化に対応し、従来の写生に色彩の鮮麗さと装飾性を加味した。
本展では、同館の所蔵作品約30点を人物、風景、魚、花、鳥、動物の6つのセクションに分けて展示。スケッチブックも併せて展示し、対象をみつめる富取の厳しくも温かい視線に迫る。
下記同時開催
「近代洋画の先駆者 浅井忠10 ー浅井忠の洋画ー」
新たに千葉県有形指定文化財【絵画】に指定された浅井忠の《藁屋根》や《漁婦》を含む、浅井忠の洋画(油彩画・水彩画)の仕事を見ていくもの。
「屏風になった作品たち ーそれぞれの物語ー」
作者たちが屏風という媒体をどのように効果的に用いたのか、作品の奥行きや空間、動き、ストーリー、臨場感、余韻などを鑑賞しながらその意図を探る。

開催情報

ジャンル
美術館

9:00〜16:30、月曜日休館(月曜日が祝日・振り替え休日に当たるときは開館し、翌日休館)

料金

一般300(240)円、高校・大学生150(120)円

※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下・65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
※65歳以上の方・学生の方は証明書要提示
※中学生の方は生徒手帳要提示
※「年間パスポート(一般:1,500円・学生750円)」「共通年間パスポート(2,000円・学生:1,000円)」あり
※6月15日(千葉県民の日)は入場無料

出品作家

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