Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

吉川観方-日本文化へのまなざし

19/9/28(土)~19/11/17(日)

奈良県立美術館

吉川観方といえば、今日、絵画や染織などの美術工芸品を収集したことで知られている。およそ30,000点に及ぶコレクションは、現在、同館をはじめ京都府(京都文化博物館管理)や福岡市博物館に収蔵され広く公開されている。また、画家として優れた作品を残し、風俗史研究家として活躍した生涯は、日本の歴史・文化の振興に大いに貢献するものだった。同館の開館300回目となる本展は、観方の生誕125年・没後40年を記念して、その足跡を改めて紹介しようというもの。
吉川観方(本名 賢次郎 1894-1979)は、はじめ画家を志し、京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)で日本画を学んだ。在学中に文展で入選を果たし、一時は伝統的な木版画の制作にも携わるが、次第に風俗史の研究や美術品の収集に没頭し、映画や舞台、祭礼などの時代考証や収集品の展示に力を注ぐようになった。観方が主宰した故実研究会もその一例で、中でもコレクションを用いた扮装写生会には時代風俗を学ぶ画家たちも参加しており、同時代の日本画の動向にも関わっている。
この展覧会では、観方や交流のあった画家たちの作品を展示し、これまで紹介される機会の少なかった観方と日本画との関わりにも注目しながら、その活動を振り返る。また、《伝淀殿画像》をはじめとする観方コレクションの名品もあわせて展示。画家であり、コレクターであり、そして研究者でもあった観方が、深い理解と憧憬の念を持って守り伝えようとした日本文化の魅力を改めて見つめ直す機会となれば幸いである。

開催情報

ジャンル
美術館

9:00〜17:00、9月30日(月)、10月7日(月)、10月15日(火)、10月21日(月)、11月11日(月)休館

※入館は閉館の30分前まで

料金

一般800(600)円、大・高生600(400)円、中・小生400(200)円

※( )内は団体料金(20人以上)
※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と介助の方1人、外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドの方は、無料でご観覧いただけます

出品作家

お問い合わせ

アプリで読む