兵庫芸術文化センター管弦楽団 第129回定期演奏会 佐渡裕 タケミツ&マーラー
22/1/14(金)~22/1/16(日)
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
2022年最初の定期演奏会で幕開けを飾るのは、日本を代表する作曲家、武満徹の「系図-若い人たちのための音楽詩-」。佐渡芸術監督にとって武満は、ベルリン・フィルデビューでも取り上げるなど、日本人としてこれからもレパートリーを増やし、世界に紹介し続けたい作曲家だといいます。武満晩年の作である「系図」は、家族をテーマとした楽曲。人気子役の白鳥玉季が、オーケストラにのせて、谷川俊太郎による詩を朗読します。アコーディオンの御喜美江は生前の武満と親交があり、日本公演の際は必ず指名されていた名手です。後半はマーラーから、佐渡芸術監督が初めて取り上げることになる交響曲第4番。「時に不思議な音もあらわれ、天国のイメージも表現されて、まるで絵画を見ているかのような色彩感あふれる作品」と佐渡監督。第4楽章、天上の歓びを歌うソリストに迎えるのは、透明感のある歌声が魅力のソプラノ、石橋栄実。実力派の豪華キャストとともに、佐渡芸術監督が独特の世界観を持つ二つの作品に挑む、意欲的な公演。お聴き逃しなく!
武満 徹:系図 -若い人たちのための音楽詩-/マーラー:交響曲 第4番