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淺井裕介「ピュシスとピュシス ―テープと旅のドローイング」

20/10/22(木)~20/12/27(日)

NADiff Gallery

あの人は火山になりたいと言った, 2020 ⒸYusuke Asai, Courtesy of ANOMALY

NADiff Galleryではこの度、淺井裕介の新作展「ピュシスとピュシス―テープと旅のドローイング」を開催する。
淺井裕介は、主に、各地で採取した土と水で描く「泥絵」シリーズ、アスファルト道路に用いられる熱溶着式路面標示シートをバーナーで焼き付けて描く「白線」シリーズ、マスキングテープに耐水性マーカーで描く「マスキングプラント」シリーズの三つに分類され、アトリエでの個人の制作にとどまらず、屋外の大規模なプロジェクトでは、友人やボランティアなど第三者との共同作業を交えながら制作する。変化を受け入れながら成長を楽しむように作られていくその過程は、有機的に生成する自然を植え付けていくかのごとくダイナミックに展開されている。
同展タイトルになっている、ギリシア語で「自然」を意味する言葉「φύσις ピュシス」は、古代ギリシアの哲学者たちによって世界の根源とされ、絶対的な存在とされていた。そして「ピュシス」には、「誕生」「成長」「生成」といった意味もあり、おのずと生まれ、生成、発展する可能性を常にもつ生命ある有機的な存在として捉えられ、人間は「ピュシス」の一部に包み込まれているとも考えられていた。
近年、淺井はユーラシア大陸を巡る旅、中国の重慶、上海、 北アイルランドや石巻、猪苗代などの各地での制作過程で、「野生」や「自然」について多くを学び、思考を深めてきたと言う。その過程で触れた「ピュシス」としての自然に大いに関心を寄せた淺井が、同回「マスキングプラント」による新作を展示室内に宿す。
淺井は2020年のコロナ禍の時間においても立て続けに新作の発表を続け、止まない制作から作品は刻々と深化を遂げている。作家の最新の創作を楽しめる。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

13:00~19:00
月・火・水休み

※11月23日は営業

料金

無料

出品作家

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