【閉幕】フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる -リース・ミューズ7番地、アトリエからの ドローイング、ドキュメント―
21/4/20(火)~21/6/13(日)
渋谷区立松濤美術館
《Xアルバム9 裏─叫ぶ教皇》1950年代後半~60年代前半 油彩・コンテ・鉛筆、紙 ©The Barry Joule Collection
20世紀を代表するイギリスの巨匠、フランシス・ベーコン(1909-1992)。画家の近所に住んでいた縁で、晩年その身の回りの仕事を頼まれていた隣人バリー・ジュール氏は、画家から死の直前に突然千点を超えるドキュメントを渡されていたと、死後4年経って公表した。そこにはベーコンが描かないと語っていたドローイング、多くの写真や複製画に直接描きこまれたイメージなどが含まれていた。これら画家の生前にはその存在が確認されていなかった、ベーコン自身が創り上げたセルフ・イメージと相反するような資料の出現は話題となり、さまざまな意見が取り交わされてきた。本展では、このバリー・ジュール・コレクションの約130点を日本で初公開する。