葡萄畑に帰ろう

巨匠E・シェンゲラヤ監督が描く人生賛歌

ジョージア映画史に残る傑作『青い山 本当らしくない本当の話』や『放浪の画家ピロスマニ』の巨匠エンダル・シェンゲラヤ監督による人間ドラマ。政府の要職についていた男の人生の転落を描きだす。政界に身を置き、ジョージア国会副議長を務めたこともある監督が、自身の経験を基にユーモアと空想力を織り交ぜながら権力社会を痛烈に風刺した。

故郷に残した母親のことをすっかり忘れ、大臣の椅子の座り心地を満喫していたギオルギ。妻を早くに亡くしたギオルギは、娘との折り合いは悪いものの、新たな恋も手に入れて、順風満帆な日々を過ごしていた。ところがある日突然、大臣の職をクビになってしまう。

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