夏休み企画展「生誕200年記念 稲むらの火 濱口梧陵」
20/7/18(土)~20/8/23(日)
和歌山県立博物館
濱口梧陵(1820~85)は、広村(広川町)にある濱口家の分家に生まれた。12歳の時に本家の養子になり、銚子(千葉県銚子市)で家業である醤油醸造業を継いだ。嘉永7年(1854)11月5日に安政大地震津波が起こったとき、故郷の広村に帰っていた梧陵(7代儀兵衛)は、被災した村民救助にあたり、道端の稲むらに火を放ち、暗闇に戸惑う村民を避難に導いたといわれている。梧陵は4年かけて、津波を防ぐ堤防(国史跡 広村堤防)も築いている。
生誕200年を記念して行うこの企画展では、「稲むらの火」で有名な梧陵の事績を紹介する。同時に、梧陵に大きな影響を与えた祖父・灌圃(1778~1837)や菊池海荘(1799~1881)ゆかりの資料も展示。併せて、県立博物館を中心におこなっている、地域に眠る「災害の記憶」と文化遺産を発掘・共有・継承する事業の成果も紹介する。
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