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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

兄とその妹〈1939年〉

監督の島津保次郎は「路上の霊魂」に助監督として参加した経歴を持ち、松竹のいわば第二世代の監督といえる。やがて松竹において、大ベテランの総領格的な存在となり、その門下からは五所平之助、豊田四郎、吉村公三郎、木下惠介、中村登などが輩出された。その島津の最高傑作とまでいわれるのが本作品。世渡りとか出世とか手管のことなどまるで考えない生真面目な会社員・敬介とその妻、そして貿易会社の秘書をしている敬介の妹という3人の登場人物が、敬介の会社での人間関係の軋れきの中で見せる三様の行動を活写する。当時、映画界最高のベスト・ドレッサーといわれた桑野通子の美しさにも注目したい。

上映情報

ジャンル
人間ドラマ 日本映画
制作年・国
1939/日本
配給
松竹大船
上映時間
101分

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