真夜中のパーティー
ゲイ・パワーが脚光を浴び始めた1970年前後にオフ・ブロードウェイで大評判となった芝居の映画化。主人公は男ばかり8人、ゲイの男たちがパーティーを開くが、偶然やって来たゲイではない男を仲間に加えたばかりに、楽しいはずのパーティーは次第に混乱し険悪なムードと化していく。ゲイ特有の細やかな思いやりや嫉妬など、感情の微妙なヒダや流れを追った心理劇だが、孤独や愛情など人間の普遍なドラマとして見ることができるまでに掘り下げられている。また、ジョークの屈折した面白さは抜群。オフ・ブロードウェイのキャストがそのまま映画でも同じ役を演じている。ゲイではない男アラン役のP・ホワイトを含め8人までが実生活でもゲイだというが、仕草や言葉遣いが見るからにゲイのエマリーに扮する、クリフ・ゴーマンのみが実生活でゲイでないというのも面白い。
上映情報
- ジャンル
- サスペンス/ミステリー 外国映画
- 制作年・国
- 1970/米
- 上映時間
- 120分
キャスト&スタッフ
- 監督
- ウィリアム・フリードキン
- 製作
- マート・クローリー
- 原作
- マート・クローリー
- 脚本
- マート・クローリー
- 撮影
- アーサー・オーニッツ
- 音楽
- チャールズ・フォックス
- 出演
- ケネス・ネルスン
- レナート・フレイ
- フレドリック・コム
- クリフ・ゴーマン
- ルービン・グリーン
- ピーター・ホワイト
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