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大阪の宿

原作に描かれた大正から、この映画が製作された1950年代に時代を移し、主人公の目に映った大阪の庶民の人間模様を情緒豊かに描く。東京から大阪に左遷された主人公の会社員は、酔月荘という安旅館に下宿する。この旅館で働く3人の女中や、“うわばみ”というあだ名の大酒飲みの芸者といった人々の喜怒哀楽が、いつくしみのこもったタッチで綴られていく。中年の女中を演じるのは水戸光子と川崎弘子、芸者役の乙羽信子、若い女中の左幸子といった配役の妙と大阪の風俗とが、五所平之助のきめ細い演出のなかで見事に解け合い、「煙突の見える場所」にならぶ五所平之助の戦後の秀作の一つとなっている。

上映情報

ジャンル
日本映画
制作年・国
1954/日本
配給
新東宝
上映時間
122分

キャスト&スタッフ

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