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コミュニケーションの部屋

21/8/15(日)~21/10/10(日)

和歌山県立近代美術館

今回の展覧会は、「コミュニケーション」がテーマ。近年ではメールやSNS、オンラインミーティングといった、デジタルベースのコミュニケーションが活発になっているが、本来コミュニケーションとは、なんらかの情報を伝え、「共有」することを指す。つまり道具のいらない一番シンプルな方法は、ひとところに集まり会って話すこと、「いま・ここ」を共有することだ。
「いま・ここ」を共有するという意味では、美術館の展覧会は、まさにコミュニケーションのための場だと言える。そうは言っても「あまりおしゃべりしてはいけない雰囲気なのに、なぜ?」「ひとりで来ているけれど、なぜ?」と思われるかもしれない。しかし作品とじっくり向き合い、作者の考え方を追体験することは、わたしたち一人ひとりと作品とのコミュニケーションのかたちだ。さらには互いに知らない者同士でも、各自の見方や意見がさまざまに重なったり、ズレていることに気づいたりすることで、作品という存在を介してコミュニケーションをすることができる。作られた時代も地域も違う作品が集う場所を共有する――そこにはもはや時間や空間の制限はありません。まさに展覧会はコミュニケーションのための特別な空間だ。
では展覧会という場では、どのようなコミュニケーションが生まれているのだろうか。展覧会に並ぶ作品の作者、 展覧会を見る人、そして展覧会を作る美術館の立場も含めたさまざまなコミュニケーションのかたちを、まさに「コミュニケーションの部屋」である展覧会において、考えてみたいと思う。

開催情報

ジャンル
美術館

9:30〜17:00、月曜日休館(ただし、9月20日は開館し、翌21日休館)

※入館は閉館の30分前まで

料金

一般520(410)円、大学生300(260)円

※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下、65歳以上の方、障害者、和歌山県内に在学中の外国人留学生は無料
※ 8月28日、9月25日[毎月第4土曜日]は「紀陽文化財団の日」として、大学生無料
※ 9月5日、10月3日[毎月第1日曜日]は入館無料

出品作家

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