奇跡〈1955年〉
デンマークが誇る巨匠C・T・ドライエルの名作。1930年代デンマークのユトランド半島。裕福な大農場経営者モルテン・ボーエンは敬虔なキリスト教徒(グルンビー派)で3人の息子がいた。長男は勤勉だが信仰心が薄く、次男ヨハネスは神学を学びすぎて正気を失っていた。しかも、三男の恋人は対立宗派(インナーミッション派)の仕立屋ペーターの一人娘。二人の結婚は宗教論争を引き起こし平和な家に波紋が起こる。信仰厚い長男の嫁インガは一家の支えだったが、難産の末に息をひきとる。やがて理性を取り戻したヨハネスは生命の復活を神に祈る。黒白美学の頂点を極めた映像が秀逸。原題は『言葉』。
上映情報
- ジャンル
- 外国映画
- 原題
- ORDET
- 制作年・国
- 1955/デンマーク
- 上映時間
- 126分
キャスト&スタッフ
- 監督
- カール・テオドア・ドライヤー
- 製作
- エーリク・ニールセン
- 原作
- カイ・ムンク
- 脚本
- カール・テオドア・ドライヤー
- 撮影
- ヘニング・ベンツェン
- 美術
- エーリック・オース
- 音楽
- ポール・シーアベック
- 出演
- プレーベン・レーアドルフ・リュ
- ヘンリク・マルベルイ
- ビアギッテ・フェーダーシュピール