光ミュージアム所蔵 美を競う 肉筆浮世絵の世界
19/9/7(土)~19/10/27(日)
佐野美術館
日本独自の芸術として開花した浮世絵は、多色摺木版画の錦絵が広く知られているが、肉筆浮世絵(にくひつうきよえ)は絵師が直接筆をとって、絹や紙に描いたものだ。美人画が多く、切れ長の瞳、繊細な髪すじ、華やかな衣装の文様などに、絵師の確かな技と丹念な彩色を見ることができる。
光ミュージアム(岐阜県高山市)が所蔵する肉筆浮世絵は、約420点からなる一大コレクション。江戸で人気の浮世絵師をはじめ、京都や大坂などの上方で活躍した絵師や、現存作の少ない絵師の作品も含まれており、これまで大規模に公開される機会はなかった。
このたび、膨大なコレクションから厳選した111点を初めて一挙公開し、江戸時代中期(17世紀)から明治時代(19世紀)に至る浮世絵の流れを概観する。この機会に是非ご覧いただきたい。
※会期中一部展示替えあり
前期:9月7日〜10月2日/後期:10月4日〜10月27日