神尾真由子&ミロスラフ･クルティシェフ　デュオ･リサイタル

世界の注目を集めたチャイコフスキー国際コンクールの優勝からはや12年。各国の一流オーケストラに客演し、存在感を増し続けるヴァイオリニスト神尾真由子。演奏のみならず凛としたステージ姿でも私たちを魅了します。同コンクールでピアノ部門の最高位を受賞したロシアのピアニスト クルティシェフという公私共に最高のパートナーを得て、デュオでの活動にも磨きがかかっています。2016年の芸術文化センター公演でも、両者一体となった美しい音色と超絶的なテクニックで聴衆を釘付けにしました。今回のプログラムも、ヴァイオリンとピアノが濃密に掛け合う楽曲が並びます。愛らしいモーツァルト、タイトルどおり夢幻の世界へ誘うシューベルト、そしてクライマックスはR.シュトラウスの情熱あふれるソナタ。テクニックを駆使し、さまざまな表情で紡ぎだすロマンティックな時間に、心奪われることは間違いありません。