エドワード・サイード/OUT OF PLACE
06/11/25(土)
ポレポレ東中野
世界的知識人の記憶を旅してパレスチナ問題を考える
2003年9月に亡くなったパレスチナ出身の世界的知識人エドワード・サイードの自伝「OUT OF PLACE」を指針に、『阿賀の記憶』などの佐藤真監督がサイードの遺志と記憶をたどる旅を敢行したドキュメンタリー。映画は、イスラエル・アラブ双方の知識人たちの証言をもとに、サイードが求め続けた和解と共生の地平を探る。そこには、サイードが終生希望した未来の姿が。
あらすじ
レバノンのサイードの墓から始まる映画は、歴史の荒波に呑み込まれたパレスチナの土地と人々、アラブ諸国で暮らすパレスチナ難民、世界中からイスラエルに帰還してきたユダヤ人が抱える被害と加害が混在する矛盾などを映し出していく。