池大雅 西湖勝覧図屏風と三彩
19/5/28(火)~19/6/30(日)
東京黎明アートルーム
本展注目の《西湖勝覧図屏風》は、大雅自ら隷書で「西湖勝覧」と題した六曲一隻の屏風。
《西湖勝覧図屏風》は当初から六曲一隻として制作された屏風だ。
西湖をたびたび描いた大雅だが、本図は宝暦9年(1759)、大雅が三十七歳のときに描いた作品であることが分かっている。款記には「范寛・夏珪参合而作之」とある。これは北宋時代中期の絵師・范寛と南宋時代中期の絵師・夏珪の画風を合わせて制作したという意味だ。
また今回は、中国の三彩や唐時代に作られた加彩の陶俑(神将と馬)も展示する他、中国の陶磁器15点(常設展示作品)、アジアの仏教彫刻9点(常設展示作品含む)、そして岡田茂吉作品を展示する。