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狂った一頁

大正末期、文壇で新鋭作家の集団として結成された“文芸時代“の同人・横光利一、川端康成、片岡鉄兵ら、いわゆる新感覚派の協力を得て、衣笠貞之助が日本映画史上はじめて監督として独力で製作した作品。純粋映画を狙った画期的な無字幕の無声映画として話題を呼び、当時としては異例だが洋画系で封切られた。狂った妻が入院している精神病院に勤める小使いの目を通して、非日常的な世界を光と影の中に描いた映像は強烈。50年間フィルムは消滅したものと思われていたが、1971年に偶然完全な状態で発見され、監督自らがサウンド版を作りフランスやイギリスで公開、大成功を収めた。

上映情報

ジャンル
日本映画
制作年・国
1926/日本
配給
新感覚派映画連盟
上映時間
59分

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