ラ・ポワント・クールト
19/12/21(土)
シアター・イメージフォーラム
(C)1994 AGNES VARDA ET ENFANTS
愛の終焉を見つめたヌーヴェルヴァーグの原点
フランスを代表する女性監督アニエス・ヴァルダによる貴重な長編デビュー作を、日本の劇場で初上映。あるカップルの愛の終焉を、モノクロの詩的な映像で映し出していく。『勝手にしやがれ』や『大人は判ってくれない』『美しきセルジュ』などよりも早く製作された、フランス・ヌーヴェルヴァーグの原点ともいうべき端正な映画の作りに注目だ。
あらすじ
南フランスの海岸線に位置する、美しくも静かな田舎町。この町で生まれた若い男が、久し振りの帰郷を果たす。そして、そんな彼を追って妻もやってきたが、ふたりの愛は今にも終わりを迎えようとしていた。ふたりは村を歩きながら会話をはじめるのだったが……