紙屋悦子の青春
06/8/12(土)
岩波ホール他で全国順次公開
急逝した黒木和雄監督が描く最後の“戦争“
『父と暮せば』で戦争レクイエム3部作を完成させた黒木和雄監督の遺作となってしまった人間ドラマ。松田正隆の戯曲を基に、時代に翻弄された若い女性の切ない青春の1ページが描かれる。原田知世ら出演者5名の演技がすばらしい。
あらすじ
戦時下の1945年、兄夫妻と暮らす悦子に縁談が舞い込む。相手は海軍に所属する永与少尉。しかし、彼は悦子が密かに想いを寄せる明石少尉の親友だった。悩みながらも悦子は見合いを受ける。